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2010年2月17日 (水)

角兵衛さん(一)

Kaku_01

永谷、若狭の国の最端、

京都方面から来れば都の外れであるが

若狭の始まりである。

昔しの殿様あたりの仕業だろうと思うが、

不便なところにはちがいが無い。

其んな山合いの村にも歴史があり、文化もある。

其の一角に角兵衛さんが住んで居られた。

住んで居られたと書くと過去形になるが、

現実にはそうである。

お隣り村の老富村あたりも同じであろう、

過疎化して人口減となり、見るも痛ましくなっている。

永谷村も三、四軒あって其の真中あたりにあった。

南端の方たちの記憶は無い。

角兵衛さん、確か渡辺と言ったと思う。

渡辺と言う姓であるなれば、間違い無く川上村の続きである。

 

つづく
H18.6.1 善琢

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