令和5年の大祭
新鞍神社の秋季定例祭が10月15日に行われました。
今年は15日が日曜日になる年にのみ行われる、6年ぶりの大祭(オオマツリ)です。
秋の定例祭だけに、基本的には毎年行われる行事。
なので昭和の頃は毎年オオマツリでしたが、今はもう平日に人は集まらないため、通常は式典のみ行われ、6年ごとにオオマツリにする形態になっています。
一時期は舟を作らず、大太鼓のみ神社に運んで執り行われていたこともありましたが、3回前の大祭から大太鼓を載せた舟が復活しました。
少子高齢化の山村とはいえ、前回まではこの舟の太鼓を打ち鳴らしながら区内を曳き回して新鞍神社へ向かうことがギリギリ可能でした。
ところが今年は…
区役員はじめ各種団体、幟立さん、年番さんが当日の準備に動員されると、もう区内に曳き手がほとんどいなくなるという以前からの危機感が、いよいよ現実のものとして具現化したのです。
そのため、大祭はするけれどなるべく省力化・簡素化を旨とし、実現可能な規模での開催する運びとなりました。
具体的には、舟(太鼓山車)は作るが、区内の曳き廻しはなし。
舷側の杉葉装飾は紅白幕で代用など。
祭当日の朝、舟を製作・保管場所の福鉄バス車庫からフォークリフトで牽引して新鞍神社へ。
舟の宮入り
これは反省点。
あとになってみれば、鳥居の手前から会場の人に曳いてもらえば、昔のように太鼓を打ち鳴らしながら宮入りすることができたなあ…と。
ほんのわずかな距離でも、皆んなが参加できるなら祭の雰囲気はぐっと盛り上がるはず。
道路使用許可もいらないだろうし。
もうこれ今更なので、次回開催の参考にしてください。
定位置に付けて時間を待つ
青年団、子供会らによる奉納太鼓。ねりこみでいかに高く跳ぶかが見せ所。
前夜の雨で足場が心配されたけど、ぬかるみなし。
朝は雲ひとつない青空…
ところが祭祀の最中から雲行きがどんどん怪しくなっていき、終了直後に突然の風雨。
それはもう図ったように。
天気予報が当たっただけなのですが、タイミングが良すぎて神威を感じました。
(…何か…やらかしましたか?)
太鼓にブルーシートをかけ、テントや社務所に避難してやり過ごしたものの、幡はびしょ濡れ、ことごとく濡れそぼった机やベンチは拭いても梢からのしたたりでまた濡れる始末。
幸い風雨は20分ほどで治まり、なんとかその後の直会はできました。
濡れたカラダに婦人会のあったかいうどん、沁みました。
とても美味しかったです。
壮年会の焼き鳥、一人前以上確実に食ってます…
申し訳ありません。
3年以上もの間、区内外の集会や行事がなにかと制限されたコロナ禍を経ての大祭は無事終了。
関係者の皆様、たいへんお疲れ様でした。
果たして6年後はどのようなカタチで開催されるのか?
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