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2010年1月24日 (日)

藁仕事(二)

R0010110

 

先ず藁の選定から始まる。

悪い藁だと、物がつくりにくくて弱い。

だから稲扱きの段階からエッテおく。(※選んで)

私の家の藁は、山田のせいで腰が弱く(叩くとオレオレになる)

故に駄目で、岡安の親類から貰って来て藁仕事はした。

フゴ(とわ、畚、こんな字で、入れ物)家々の方では屑の事を・・・

いやいやちがった、思い出した、ハカマだった。

かんがえて見ると袴だ。

フゴ出とるなんて書いたら、恥をかくところだった。

其の束ねたものを一日分担いでいって、

「今日は藁打ちや」と云うと、

「よっしゃ、其んならわしもや」と言って、

連れになって貰った。

打ち始めはガサゴソだが、だんだんにカンコン、カンコンで

張合いがついて来る。

音が小さくなって、コシコシとなると仕上りに近い。

そろそろ疲れて来た。

声がかかった。「一服しよまいか」

まっとった。

Kanjiki_03

つづく
H17.10.1 善琢

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