« 樏(カンジキ) | メイン | 藁仕事(二) »

2010年1月22日 (金)

藁仕事(一)

Kanjiki_02

樏(カンジキ)の木は、細くて長くて

柔軟性が無いと格好のが出来ない。

太いのが丈夫で好いじゃないかと思うが、おお違い。

細工があるのである。

藤蔓や緒綱で結ばねばならぬ。

枠木が太いと、其れらを巻くと更に太くなる。

安定性があってよいように思われるが

雪まぶれになって、かえって歩きにくくなる。

しょっちゅう雪払いをしなくてはならぬ。

勇おぢさんに気持ちよく履いて貰ったと、有難いと思う。
  

正月がすぎると、どの家でも其の年一年間の働きぐさを

雪の間二ヶ月ばかりで作らなければならぬ。

自分ひとりでやるのは、つまらなくて直ぐ嫌になる。

其処で人の集まる所をさがして世話になる。

伊左衛門の離家でお世話になった。

毎日大勢の人が集まって、話しもはずむ。

タチウスが二つあった。

 

つづく
H17.9.30 善琢

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/403720/23040907

藁仕事(一)を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿