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2009年11月17日 (火)

秋の新鞍林道

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新鞍林道 天狗岩付近

 

子供たちが「どんぐりを拾いたい」などと

かわいらしいことを言うので、区費のお願いに各戸を回ったあと

新鞍のお宮さんへ行く。

新嘗祭に向けて老人会が宮さん掃除をされる頃合いなので、

どんぐり拾いにはよいタイミングである。

掃除のあとでは落ちているどんぐりも少なくなってしまう。

 
ただ、どんぐりを拾ってどうするわけでもない。

とにかく拾うのが面白いようだ。

拾ってきてそのまま外に放置してあったどんぐりが、

翌春に根を出していることがある。

そういう時はポットに植えておくと芽を出して成長する。

しかしどこに植え付けるかが問題で、畑や田んぼの近くだと

木が大きくなれば日当たりが悪くなる。

家の周りも同様で、陰気になるのを嫌うし

落葉やどんぐりで雨どいが詰まってしまうのもまずい。

耕作放棄地も植林大好きな父が既に桧や杉を植えている。

田舎ではあるものの、植えられる場所は

かなり限られているのである。

そんな訳で、苗木はポットや植木鉢に植わったまま

一年を過ごすことになる。

 

 
どんぐり拾いが一段落したので、そのまま車に乗って

新鞍林道を登ってみた。

先週登った時より紅葉が進んでいて、杉や桧の多い山ではあるが

それなりに晩秋の風情を楽しむことができる。

神社から1km余りの距離にある大滝は、前日までの雨で増水して

普段よりも迫力を増していた。

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滝に近寄るとひんやりとして、水しぶきが心地よい。

滝前の広場に植えられたモミジは、緑から赤へと変化しつつあった。

小学一年か二年生の時だったと思う、

大滝祭りで初めてこの滝を見た。

その頃はここまで林道が付いていなかったので、

砂防の辺りから山道を大人に続いて登ったことを思い出す。

当時に比べれば、林道のおかげで簡単にここまで来れるようになった。


大滝を過ぎて林道をさらに進んでいくと、木々の隙間から

佐分利一円を見渡せるようになる。

この日は空気が澄んでいたので、雲が山に濃い影を落として

ゆっくりと流れていく様や、青戸の入江とその向こうの大島まで

はっきりと見えた。

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左から:林道からの眺望 林道途中にある天狗岩と先端からの眺め

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林道入口にある看板(平成19年たのしい村づくりの会製作)


林道を下って自宅へ帰る途中、お寺へ寄って紅葉の種を拾った。

風が強かった日があったせいか、境内のモミジが

県道の辺りまで種を飛ばしている。

背後の寺山は近年木を切って以来裸のままになっているが、

ここに紅葉する落葉樹を植えれば、

二十年ぐらい先にはきれいな山になるだろうなと思う。

植樹したばかりの幼木は鹿の餌食になってしまってまず育たない。

かなり厳重に対策をとる必要があるだろうが・・・。

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善應寺

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