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2009年9月 3日 (木)

ミツバチの失踪

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『ミツバチがいなくなった』
ちょっと前からこんな声が、いろんなメディアから聞こえてきます。
帰巣能力が高いはずのミツバチが巣に戻らずに失踪し、群れが崩壊することから、蜂群崩壊症候群(CCD)というそうです。

 

花をひとつずつ丹念に飛び回るミツバチの姿は数年前ならごく普通に見られた光景でした。春、ブログ用に花の写真を撮っているとき、そういう花とハチの写真もいいなと思ってわりと注意して見て回りましたが、これがなかなか遭遇しない。あれ・・・おかしいな、とその時初めてミツバチの失踪を実感しました。

もちろん全くいなくなったわけではないので、たまに見かけます。もっともそれで「なぁんだ、いるじゃない」と安心してしまい、あまり危機感が募らないのかもしれません。


たかが“虫”と言うなかれ。ミツバチがいなくなれば最も優れた花粉の媒介者が激減するわけで、当然農作物に影響が出ます。アメリカなどでは農業の規模がデカいだけに、洒落にならない被害が出ているようです。

日本でも平成20年に農水省が行った調査で、ミツバチ前年比14%減という結果。原因究明のために上限1000万円の研究費で研究者を募集したり、全国的な実態調査を進める方針を明らかにしたのは記憶に新しい。(政権交代!でどうなるのでしょうか?)

ウイルス説、寄生ダニ説、農薬説、遺伝子組み換え作物説、ストレス説など原因についてはいろいろと囁かれていますが、ここへ来てインドの研究者が携帯電話や基地局から発生する電磁波が原因との説を唱えました。


 ミツバチの減少、携帯電話と基地局の電磁波が原因か インド研究


田舎の隅々まで3Gのアンテナが行き渡ってきたのがここ数年のこと。言われてみれば、ミツバチを見かけなくなった時期と符合します。

高圧線や携帯の電磁波が生物に悪影響を与える可能性についてはずいぶん前から言われていましたが、パナウェーブ研究所の騒動以降、大真面目に論じるのがはばかられるような空気になった気が・・・。

 

ミツバチの失踪と携帯電話との関わりについては、検証もさほど難しいことではないはず。すみやかに関連の有無について結論が出ることを願います。

事はミツバチと農業だけに留まらず、場合によってはミツバチが炭坑のカナリアとして、警鐘を鳴らしているのかも知れないのですから。(もしクロだったとしても圧殺されそうですけど)
 
 

あと、折角なので手持ちのハチフォルダに火を吹かせときます。

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夏休みの自由研究のために家族が撮った写真ですが、ミツバチの姿はなし。
 

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