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2009年9月 2日 (水)

トチ(一)

Tochi_01 

 

杤、橡、栃、柮

四字もある。出世木かなと思ったが、でもないらしい。

七つの葉にて一葉とする。なる程七枚である。

高木で深山にあり、姿雄大にして群を抜く。

計らんや昔の事、坂下より車で五分、歩いて三十分、

いやはや驚きである。

全国で十本の指で数へる程の貧乏県であったように思ったが(失礼)、

何と様変わりな。

喜んでいいのか悲しんでいいのか。

 
茹だるような八月も終り、焦がすような九月に入った。

台風の声がしてきた。

昔しは「荒れ」と云った。

二百十日、二十日の前後が、其の雨嵐しの季節なのである。

丁度其の頃が稲の花盛りで、

百姓さんに注意をうながした呼称であるらしい。

其の頃になると其の荒れを心待ちにする人がいるのである。

時機到来、栃の実落下の音がする。

風よ吹いてくれ・・・

 

つづく
H17.9.6 善琢


 ふるさとへの絵手紙について


 

栃の木といえば奥深い山にだけ生えていて、山に慣れていない人ですとそう簡単には辿り着けませんでした。
現在は林道が引かれたおかげで、車で栃拾いに行くことができるようになっています。
もちろん全ての栃の木に気軽に行けるわけではありませんが、昔の苦労に比べれば雲泥の差です。

去年、栃の実はかなりの不作だったようです。
今年も栗が全然実をつけていないような状況だけに、いささか不安が残ります。
果たして今年の出来はいかに。

Toti_01
なめり谷にある栃の巨木(幹周5.25m)
たのしい村づくりの会+壮年会による新鞍林道整備作業時に撮影(平成18年)

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