« 七夕かざり | メイン | 社会奉仕作業と夏の訪れ »

2009年7月 9日 (木)

お風呂(八)

Furo_08

斯くして十年間ばかり苦労を共にして来た

バケツの水汲みもお別かれとなって、

文明の有難さを味わう事になった。

僕が肺浸潤という色気の無い病気入院中、

おかあさんが此のような立派なポンプを

据付けて呉れたのである。

津田式の最新型で、科学工業の機械のような形ちである。

僕が入院中、水汲番が居ないものだから

たまりかねて買ったらしい。

たかかっただろうねーと、おかあさんにきいたら

お前は心配するのでないよ、と言った。

僕は頭が下がったままだった。

 

H17.7.3 善琢

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/403720/20478197

お風呂(八)を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿