愛宕さん
ここのところ仕事で佐分利の谷という谷をめぐり歩いている。
その折、同じ川上区内とはいえこれまで縁のなかった
上方の愛宕さんの参道に偶然山中で出くわしたので、
後日改めて登ってみた。
「愛宕さん」といっても明治末期の合祀政策によって
新鞍神社に合祀されているので、
正確には愛宕神社跡ということになる。
参道の登り口は民家の裏手になるので判りにくいが、
道そのものは電力会社の鉄塔管理に使われているために
荒れておらず歩きやすい。
150mほど歩くと落葉の積もった山上の広場跡に出て、
その奥に小さな祠がポツンと建っているのが見える。
合祀されて久しいだけに祠が残っていたのは意外だった。
家々の“じのっさん”とかわらない、ごくささやかな
手作りの祠だが、朽ちて雪で潰されずに
(あるいは元の祠は既に潰れたのかも知れないが)
こうして今も建っているということは、
近年までひっそりとお祀りされていたということだろう。
祭神は火の神様、火之夜藝速男神。
その昔、上方ではこの広場で火勢をあげていたそうだ。
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伊予門山の愛宕さん、お久しぶりです
祠が残っているとは、吃驚しております。
近ければ、この落ち葉を踏んでみたいです。
投稿: 日誠 | 2011年12月18日 (日) 08:21
コメントありがとうございます。
道がしっかりしていて歩きやすいので、山裾から祠までは5分かからないくらいだと思います。
投稿: 管理人 | 2011年12月19日 (月) 09:09