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2011年2月28日 (月)

オウレンの花

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更新をさぼっているうちに暖かくなってきました

ふきのとうの季節です

 

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普段目にする範囲の雪はすっかりとけてしまい、

残りは山影にわずかに残るのみ。

軒下に置かれた鉢植えのオウレンも白い花をつけていた。

オウレンの花を見るのは初めて。

裏のサコタンにいってみると、同じ白い花が

苔生した山肌から無数に顔を出している。

山に自生するオウレンには、この時期葉がほとんど無い。

これまで特徴のある葉でしか認識していなかったので、

花を見かけることがあったとしても

それとは気がつかなかったのだ。

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オウレンの花

 

オウレンの根っこが薬になる、というので小学生の時分に

よくここへ来て墓の傍らをほじくり、黄色い根っこを

掘り起こしては家に持ち帰った。

当然ながらその成果物をたまにムリヤリ飲まされるのだが、

おそろしく苦くて、子供にとっては相当呪わしい代物だった。

にもかかわらず、なぜあんなに嬉々として採集していたのか。

そもそも自分たちが得意がって山で採ってさえこなければ、

糞苦いオウレンを飲む羽目にはならなかったはずである。

墓穴を掘るということはこういうことだ、と

当時身をもって知った。
 

その頃、このオウレン栽培のブームがあった。

薬になるというのもそのあたりからの知識だろう。

農協の薦めなのか、なにか他に理由があったのか、

流行った理由は子供だったので判らないが

結構な場所で栽培されていた。

近所のタバコ畑もオウレン畑に変わった。

強い陽射しを嫌う植物なので、畑には黒い寒冷紗が一面に

かけてあり、その光景が強く印象に残っている。

何年か経って、畑の作物はアマチャヅルに変わった。

それ以降の変遷は高校を卒業したあと、

ここを10年離れたので分からない。

今はそういう畑の多くが休耕地か耕作放棄地になっている。

 

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コメント

年末からずーと毎日ふくたんの雪道情報をみておりました。1尺、2尺大雪の重み、下敷きまさかの元気なふきのとうです。   すぐに街並みの写真、どこの風景かなーと拡大、上方の続屋 雪はどこへ、吃驚しております
以前暑い中草刈奉仕されている写真がありましたが
今カメラを構えられた場所からじっくり見たことないので伊右門さんの裏山いつの間にできたんかいなー
京の愛宕さん、伊勢松坂から登る大台日の出岳
御在所岳と登りましたが、やっぱり伊右門山が最高です。

コメントありがとうございます。

続屋の喜兵衛さんのあたりが最後まで雪が残る定番の場所。
今回の写真には写っていませんけど山裾にまだ少し雪があります。
もちろん谷へ入ればまだまだたっぷり残っています。
愛宕さんの灯籠が畑の中に残っていた、というコメントを以前いただいたので、このとき見に行ったのですが、かなり旧伊右衛門宅に近い場所にひとつあるのみでした。

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