川上通信

タッチパネル端末対応版時代のトップページのベース
小さい子でもあちこち押して遊べるようにしたかった
絵地図は妻に作ってもらった力作、もったいないので貼ります

内輪の話。

なにか書くネタがないかとハードディスクをあさっていたら、

以前川上区のホームページをたちあげるため、ちまちまと作っていた

ファイルに遭遇した。

古いものは日付が2001年、９年前のもの。

001年、２002年、2004年、2006年と、１、２年おきに作っては

停滞し、区長さんからの要望で作業再開、しばらく置いて

また作りかえ、の繰り返しをしていた痕跡である。

面倒なことをしてたんだな、と思う。

何故そんな面倒なことをすることになったのか。

区のホームページを作るという話がでたのは、町のCATV網を

利用したネット回線の整備と、これにあわせて各家庭に

タッチパネル式の情報端末を配布したことが

きっかけだったように記憶する。

ISDNのテレホーダイ接続から常時つなぎっ放しのCATV回線へ！

カンブリア大爆発並みの劇的なインターネット環境の向上だった。

インフラが整備されれば各区がページを作るはずだから、

先駆けてわが区のホームページを！みたいな盛り上がりもみせた。

区長会あたりでそんな話もあったんだと思う。

こうした気運の中、区内の50〜30代がひしめく任意団体

「山水倶楽部」でそれを作ろうということになった。

当時すでに区の青年団は消滅しており、パソコンを日常的に使い、

インターネットに馴染みのある層はここにしか固まっていなかった。

その中で、デザインとパーツを私が作り、

それを和尚が組み上げるという分担で作業を進めることになる。

配布されたタッチパネル端末はなかなか融通のきかないシロモノで、

この仕様に合わせて表示がきちんとできるページを作るのに

和尚が四苦八苦しておられたのを覚えている。

自身もホームページのデザインなんてしたことがなかったから、

ピクセル単位の指定で修正要望が来るのに戦慄を覚えた。

そうやって苦労してガワを作っても、そこから先、

中の記事を書く人間がいない。

何かを書いて、それを公に晒すのは恥ずかしい。

田舎の人は奥ゆかしいというのか、

そんなことをしたがる人はいなかった。

普段の生活からかけ離れた作業なので単に面倒くさいというのも大きい。

また区公式のページなのだから、内容については

区の承認をもらわないといけない。

作業は停滞したまま、あっという間に５年が経過した。

（この時点で2006年、続きます・・・）

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