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2010年9月 4日 (土)

蜻蛉(一)

1_tonbo


お盆も終わりであるが、落としてはならないのに蜻蛉がある。

私しの家の上に弥右衛門と吉右衛門があって

其の前に小溝があった。

内谷の奥(ウッタンノク)から流れ出ている湧水である。

ここらは他の虫も棲んでいて、

トンボの生息に全く適していたのだろう。

朝早く行くと生まれた(羽化)ばかりの

ミヤマトンボ(オニヤンマ)が二、三匹はいた。

色も薄くて、羽もホヤホヤでであった。

枝や葉っぱごと持って帰って見つめていると、

色も艶も出て来て羽をバタつかせた。

手に持つとばたついて口でがぶっとかみついた。

針の先でつつかれたような痛さを感じた。

 

つづく
H17.8.31 善琢

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