オニヤンマ
出勤前、ゴーヤーに水をやっていると
根元のほうの葉っぱに、なにやら異質なものが
ぶらさがっているのが目に留まる。
見ると羽化したてのオニヤンマだった。
抜け殻にしがみついて、立派な羽を乾かしている。
夜のうちに家の前の水路から
はるばるここまで這い上がってきたのだろう。
まだ飛び立つ頃合いでないのか、カメラを近づけても
モゾモゾ足踏みするだけで逃げない。
大人になるとまじまじと昆虫を見ることなんて
そうないから、久しぶりにじっくりと眺めた。
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