川上通信

稲刈りもほとんど済んで、ほっと一息の連休最終日、９月23日は彼岸の中日です。

この日は毎年、区にとって重要なイベントが行われています。

　
“川上区民親睦体育大会”

文字にすると大仰ですが、幼児からお年寄りまで全区民が一堂に会して得点を競い合う、区の最大行事の小さな運動会です。

規模は小さいけれど、待ち時間がない上に間近で競技を観る事ができ、出場者は昔からの見知った顔。のんびり飲みつつ参加できるこの運動会は、鈍足の私でも気軽に参加できる行事として、わりと楽しみにしてます。

ところが今年は前日からの雨が昼前まで尾を引く悪天候。
９時に準備に集まった時も雨がパラつき、グラウンドは水たまりとぬかるみの状態。
決行か中止かで役員一同大いに悩みました。
結局10時すぎには雨も止み、空も少しばかり明るくなってきたので決行と決まり、準備に取り掛かることに。

準備も完了してぽつぽつ人が集まり出した矢先、もうひと雨きてあわや中止の危機もありました。が、幸いすぐに止んで事無きを得、午後１時に予定どおり親睦体育大会が始まりました。

昨年までは70数軒が５組に分かれて競技をしていましたが、今年からは組編成が変わり、３組になって初めての体育大会です。一人一回は必ず出場できるよう競技人数や内容を見直し、種目も新たにひとつ追加。

新種目の変則玉入れ“集中砲火”はいかがでしたでしょうか。
また感想をお聞かせください。

体育大会も中盤に差し掛かる頃には空も明るくなり、暑くもなく寒くもない快適な運動会日和。　

勝敗の行方が最後まで判らない三つ巴の混戦となり、最終種目の綱引きで重量級を多数投入した２組が他を圧倒して勝利し、見事逆転優勝を飾りました。

成績は１位：２組、２位：１組、３位：３組の順でした。
重量級ぞろいの他に、小学生や幼児が集中しているのも２組の特徴

助右衛門さんから、子供たちのパン食い競走の景品にと貯金箱を提供していただきました。
どうもありがとうございました。

運動会を独自で開催している集落は、準備や費用の面で負担が大きいせいか、町内でもそう多くありません。
祭りの規模が小さくなった昨今では、年齢を問わず区民が集まる機会が少なくなってしまいました。そういう中でこんな風に区がまとまって運動会ができるというのは、ずいぶん恵まれていると感じます。役員でなくてもすっと係をやってもらえたり、後片づけも指示いらず、自然に皆で終わらせてしまうので大助かりです。

この独特の気風は、区民の多くが分校に通った学友であるというのが大きいのかも知れません。分校は今はもう無くなってしまいましたが、この互助と団結の精神はなくさないよう大事に伝えていきたいな、と思います。

ともかくこれで大きな行事の盆踊りと運動会が無事終わりました。
編成が変わったこともあって、少々手際の悪い点もあったかと思いますが、そこは次年度に反省点として申し送り、より良い行事にしていきましょう。

役員の皆さま、お疲れさまでした。
そしてお手伝いいただきました区民の皆さま、どうもありがとうございました。

来月10月11日の町民体育大会へのご参加も、よろしくお願い致します。