愛宕さん参詣
今年の上方※の愛宕講では、“火の神様”愛宕神社へお参りに行くことになり、3月25日に7名が一路京都へ向いました。
いつも話題になるのは、参道が急で3時間近くかかる大変な道のりである、ということ。そこで今回は、亀岡方面の八木から国道477号線に乗り、越畑からの「京都日吉美山線(府道50号線)」を利用することにしました。櫁原神社(しきみはらじんじゃ)を起点とした、片道約2時間の行程です。
参道はジープが通る道ではありましたが、“軽トラだったら無理だろうな〜”というほどの急勾配です。杉林雑木林を経て神社に着いたら雪が舞ってきて、驚いたり喜んだり。とにかく寒い一日でした。
愛宕山の標高は924mで、神社は深い杉林の中にあり、奥の社には大国主命が祀られてありました。
帰り道もあまりの急勾配のため、約1時間半を要しました。
起点の櫁原は、足下に棚田が連なり眼下には亀岡盆地が広がる、とてものどかで景色のよいむらでした。
寒くて厳しい道でしたが、念願の“火の神様”にお参りして村の安全をお祈りすることができ、とてもよい参拝の旅でした。
(小谷)
※川上区は広範囲に渡る集落のため、上方(かみがた)、中村、下所(しもじょ)の三つに大きく分けられます。これとは別に一組から五組に分かれ(平成21年度より三組編成)、さらに葛城や水口、大柳など小字名の11班にも区分けがされています。班には葬儀の手伝いをしたり、嫁さんをもらったときに挨拶に回るなどの風習が今も残っています。
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