下坂と作業道
11月23日
新嘗祭のあと、作業道工事中の下坂へ。
ふもとからの作業道が支尾根を越え、菅郷(スゴ)谷の方まで伸びていっているというので、どの辺に道が付いたのか、古い坂道はどうなったのか、一度見ておきたくなった。
迫に行き当たるあたりまでは山側から滲み出た水で
道はひどくぬかるんでいて、長靴でないとまともに歩けない状態です。
迫から左手へ鋭角に折れると、すぐに旧道の残骸を確認。
その先で道は二方向に分岐。
右が旧下坂方向、左へ行く方はどこまで伸びているのか。
下坂の地蔵がどうなっているか気になったので右へ。
もうすぐ尾根
尾根から菅郷へ下りる作業道
尾根筋を少し登っていくと下坂を発見
作業道から150mくらい尾根を進んだあたりでお地蔵さんを見つける。
以前に来た時は尾根の中途半端な位置にあるお地蔵さんだなと思っていたが、考えてみるとここから右手へ下りれば福谷になる。
ここは川上と福谷の境だということに今日やっと気づいた。
もうひとつ気づいたこと。
4年前に宝尾から上坂~下坂を歩いた時にはあった首なしの古いお地蔵さんが見当たらない。
写真を撮っているときには首なし地蔵のことを忘れていたので、ひょっとすると足元あたりに転げていたのかもしれない。
お地蔵さんからは来た道を引き返し、作業道へは戻らずにそのまま旧道を下っていく。
道は間伐された木が転がり歩きにくく、またすぐに作業道によって寸断されていた。
下っていく途中、なんとなく見覚えのある木を見つけた。
作業道が付く以前はあまり光が差し込まず、薄暗い中で出会うこのいびつな木は、どこか神秘的で印象に残ったのだろう。
間伐によって辺りが開け日にさらされるようになると、とたんに神秘性は剥ぎ取られ、奇妙な形をしているただの木になったように感じた。
分岐を左に行くと、伊右衛門を過ぎたあたりまで道は付いていました。
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