なめこ回廊
すいません、ものすごく久しぶりの更新です。
生きてます、が・・・、ブログのアップ方法をすっかり忘れました。
今年は例年より涼しくなるのが早かったせいか、1週間ほどきのこも出るのが早かったようです。
早松然り、松茸然り。
「なめこがたくさん出ていたんですよ」
山歩きを趣味にされている区内のN女史からそう聞き及び、あつかましくも早速その“なめこポイント”に案内してもらいました。
女史がその山に行かれてから既に10日が経っていたので、今年はもう枯れている可能性が高かったのですが、場所さえわかれば来年以降に行く事も可能。
しかも、「歳も大きくなって、来年は登れないかも」なんて言われたら、今行くしかありません。
経験に裏付けされた知識の継承、これ大事です。何も採れなくても、紅葉を楽しめばいい。
スーパーに行けば数百円で手に入るなめこを、わざわざ山に登ってまで手に入れるのは馬鹿らしいと思われるかもしれません。
天然なめこに対する私の執着には理由があります。
以前、天然のなめこをN女史にいただいたことがありました。
スーパーで売られているものに比べ、その香りの歴然とした差に驚いたのを覚えています。
例えるなら“陽のあたる雑木林の香り”とでも言いましょうか。
そのきのこが育ったところの情景が脳裏に浮かぶような、香りなのにビジュアル系、そういうえも言われぬ詩的おいしさだったのです。
さて11月24日の山歩き当日、一行はN女史、私、中3の息子の3名です。
9:00に山裾から登り始め、ピークには10:30頃到着。一休みしたあと雑木林の尾根をぐるりと歩いて、別の道から下山する周遊コースです。
予想通り、樹上の高いところに残っているなめこは、既に黒く干涸びて枯れています。
が、尾根を進んで行くと干涸びる前のものや最近生えた新鮮なものも!
恥ずかしながら、木から生えているなめこを見たのは今日が初めてです。
ヒラタケもありました。
夢中で採っていると時間の経つのが早いこと。
下山し、登山口に戻ったのが14:00。(尾根で昼食)
紅葉も美しかったし、頂上から望む雲海も素晴らしかったのですが、何よりも期待していなかった収穫にありつけたことで、とても楽しい一日になりました。
N様、案内していただきまして、どうもありがとうございました。
田舎で生まれ育ったのに、なぜ大人になってから天然なめこに対してそんな感銘を受けたかというと、ここらでは早松と松茸以外の天然きのこを食べる習慣がほとんど無いのです。
嬉々としてそれ以外のきのこを採集する姿を目にすると思わず引いてしまう、きのこに対してそんなナイーブな感性を持つ方が多いような気がします。
もちろん中には食べる方もいるとは思いますが、山のきのこは自己責任がついてまわる食品ジャンル。
採れたからといって、安易におすそわけするようなモノではないせいかもしれません。
ご無沙汰してます。今年は山々の紅葉が綺麗ですね。
きのこ狩りとは山里の風情満載ですね。きのこはいろいろ見かけますが口にする勇気はちょと…天然のなめこというにはさぞ美味しいことでしょうね。眼福で満足しておくことにします。
投稿: ぶろぐ坊 | 2014年12月 2日 (火) 20:43