大滝まつり
7月26日の月曜日、新鞍谷の大滝さんで
大滝まつりが行われました。
年番なので同道しなければならないのですが
平日ゆえ父が参加。(実はその日祭りだったことすら知らなかった)
10日以上猛暑が続き、さすがに滝の水量も
少なめだったとのこと。
昔は淵のようになった滝壷があり、
水量の少ない時期でもそこに水を湛えていました。
日照りが続くとその滝壷の水を掻い出し、
“水が足りない”と滝の主だか神さんに思わせて
雨乞いをしたそうです。(淵は過去の水害で土砂が流れ込み、今はありません)
初めてこの大滝まつりについていったのは
小学二年生のとき。
今のように滝まで林道が開通しておらず、
年番さんが事前に山道の草刈りをしていた頃です。
谷に沿った細い山道を、大人は太鼓を担ぎ、
汗をたらしながら登っていた記憶があります。
苦労して辿り着いた谷の奥の奥の大きな滝は、
普段暮らす世界とは明らかに違った領域を感じさせ、
ひんやりとした周囲の空気と相まって
ものすごく神秘的でした。
車で簡単に行けるようになると
さすがにそういう感慨を抱くことは
なくなりましたが・・・。
大滝まつりの二日後、久しぶりに雨が降りました。
神秘性は薄れたものの、今だ霊験あらたか!?
滝のそばの苔生した岩壁で、脚がやたらに長いクモをよく見かけます。
実はその生き物、クモではなくて“座頭虫”というダニの仲間だそうです。
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