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2010年5月11日 (火)

小さな水路のある暮らし

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水路に架かる小さな水車:右門前
中にイモなんかをいれておくと皮が剥ける・・・はず

 

家の前を流れている小さな水路は、

一年を通してつめたい水が流れています。

幅は50cmほど、コンクリートで巻きたてられていて、

残念ながらさほど趣のある風情ではありません。

経路は佐分利川の水を水口で取水して中村を道沿いに流れ、

下畑で鉱生谷川へ流れ落ちます。

田んぼへの用水であると同時に、

野菜や農具を洗ったり、花壇にまく水をくんだりと

便利に使える水路です。

子供たちの遊び場でもありました。

今の子はあんまりそういう遊びをしないけど・・・


途中、私の家の前で落差のある分岐があり、

田んぼに水を配る必要のない期間は

そっちへ水が落ちています。

落差があるのは、昔ここに水車を利用した

唐臼小屋があった名残。

おかげで今でも昼夜を問わず、一年中水音が轟いています。

これがなかなかどうして、静かな田舎の夜には結構な轟音。

窓を開け放して寝る夏の時期、

最初の一年はうるさくて、かなり閉口しました。

ところが人間の脳とはよくできたもので、

いつのまにか流れ落ちる水音だけ意識外に除いてくれた様子。

今ではまったく気にならず安眠できてしまいます。
 

蛇口をひねれば水が出る現代では、

生活する上でどうしても必要なものではないけれど、

あるとうれしい、そんなもののひとつです。

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田井谷、五月の又右衛門前
自分の中では区内でもっとも美しい最強の水路



水路の風景いろいろ

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