山里の補給線
ヤスケさんがお店をたたみ、JAの売店が撤退したことで
川上区はここ数年絶対的お店空白地帯となっています。
最も近い石山のJA売店まで約4km、
スーパーとなると10km近く。
車を運転できる世代はそれでも問題はありません。
少なくとも車を運転できる今の時点では。
けれどジヤンとオバンにとっては、
50年前より状況はひどくなっているのでは。
ちくわや魚を買うためにニコニコバスで片道一時間かけて
半日がかり・・・なんてのは現実的な手段とは思えませんし、
ヨイヨイになって車を運転するというのも、
あんまりおすすめできないような。
宅配サービスでは不意の需要に対応しずらいですし、
高齢者向けの新しいサービスとして
お弁当の宅配サービスなどもニュースで見かけますが、
オバンにしたら自分とこで獲れた季節の野菜や
山菜を料理して食べたいもの。
都会ならいざ知らず、田舎のニーズに合うかどうかは
疑問が残ります。
現在生命線となっているのが、毎日演歌を流しながらやってくる
谷口石和商店による移動販売。
けれどパイが限られている商売は、なかなかきびしい様子。
もうかってへんで!
見て!タイヤもよう替えられんからツルツルやで!
とは、ご本人の弁。
この日はたまたま多かった?
買い物の前後はオバンたちの交流時間「そちのオジイサンは機嫌ようしとんなーるか?」
「○○のオバアさん昨日から見かけんけど、どないかしなあった?」
毎日固定客と顔を合わす移動販売は、区をまたいで高齢者の動向やコンディションを察知できる立場でもある
以前地元ケーブルTVを見ていたら、小浜では県民せいきょうが
ハーツ便という移動販売車のサービスをしていると
放送していました。
ピカピカの大きな販売車で、コンテナ内に商品が陳列され
車内で買い物ができるという、
まるで小さなスーパーみたいな感じ。
がんばれ谷口石和商店。
・・・別に何もいただいてませんよ(笑)
にほんブログ村 ←クリックして川上通信の応援をよろしくお願いします
コメント