古小屋のあじわい
古びた小屋は何となく良い。 つぎはぎのトタン屋根が錆びまくっていたり、 壁がボロンボロンはがれていたり、 棒や板が雑多に立て掛けられていたり。 どうでも良さというか、仕方なさというか、 こだわりのなさ感が漂っていて、 そこから醸し出される清々しさが魅力のひとつ。 洗濯物が干されていたり、カーテンの隙間から小物がちらりと 見えたりといったダイレクトな生々しさは皆無で、 枯れた味わいが楽しめます。 こういう趣向はそれほど特異なものではないようで、 『小屋の力』なんていう写真本もあるようです。 マニアックなジャンルではあるようですが・・・ できればこういう古小屋の軒下で、 ジヤンやオバンが仕事をしてるところを一緒に写真に おさめられるといいなあと、休日にウロウロしてみるのですが、 まだ寒い時期だったせいか、そういう光景に出くわしません。 長い時間が経過して、くたびれてきた古小屋がまとう黄昏感は、 ジヤンやオバンが生きてきた年月とシンクロして、 豆を干すみたいな見慣れた光景も より印象深いものになるような。 時間ができたらそっち方面もぶらぶらしてみたいと思うものの、 見慣れないおっさんがカメラ片手にうろつくのは 田舎じゃ相当怪しい・・・。 最初の大きい写真が喜助、上段左から孫右衛門、半左前、久右衛門
先月何度か名田庄をまわった時もかなり良い物件がありました。
古びながらも使われ続け、しぶとく生きている小屋、家主不在で
死んでいる小屋などいろいろ・・・
区外の物件もちょっと混じっております
下段が館の物件、伊左、野尻の物件です
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