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2009年4月12日 (日)

公民館(木炭倉庫)六


まあ何だかんだと言っている間に自分の番が来た。

落ち着いておちついてと自分にいい聞かせながら

囲いの中に入った。

行くには行ったがどなえなるのかと思い乍ら、

おそるおそる座わった。

奥さん、そんなに恥かしがらんでも、

誰れも見とれせんから、一寸裾をまくってごらん…

そう言われたものだから、なお固くなった。

でもいつまでもはずかしがっている時でない。

観念してまくってみた。

それ奥さん、此れが其れで、此処をこう持って、

こう言うふうに嵌め込むのだよ。

あら恥ずかしい、呼吸が会わないとずり出る。

何だかんだしているまに納まった。

何んだこんな事ぐらえ と反対に大胆になる。

まあ其の時分の事だから、仕方が無いが。

「なになにサリー」なんてむずかしい名前で言うから、

おどおどしただけや…と 二ダースも買って・・・


つづく

H18.2.10 善琢

Kouminkan_06

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