公民館(木炭倉庫)七
しゃあしゃあとしながら帰らっしゃったが、
帰宅して旦那にお目玉くらった御婦人もあったらしいと聞く。
でも、あんた此れ使って見よう と言う事になって、
仲直りしたとも聞いた。
てなことで、川上の商売も無事終って、
今度は上林村に舞台を移すことになる。
昭和二十二、三年では、夜這いが盛んであったときく。
男ならともかく、歌にも有る通り、上林は女の夜這いである。
其処にそんな話しがいったものだから女性は喜んだ。
そんなええもんがあるのだったら
心配無く全う出来る となって
首を長うして待ってござったらしい。
さあ、町内会で触れが廻った。
其れ行けとなって、大入りの満員だったと聞く。
本日は札止めと言うぐらい盛況だったらしい。
H18.2.11 善琢
絵手紙ではまだ何枚も上林村の続きがありまして、それがこの“公民館編”のクライマックスなのですが、他所のことなのでこの辺で。
“公民館編”最後の絵手紙に書いてあった歌だけご紹介して、おしまいと致します。
“古和木上林や 女の夜這い 昼のさなかに 戸が閉まる”
途中いくつも別の記事が間に入ってしまい、お話がぶつ切れになってしまいました。
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まとめて読みたい方はそちらからお願いします。(久右衛門)
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